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管理職・経営者におススメする今週の1冊 「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」第2回目

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管理職・経営者におススメする今週の1冊は、「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」第2回目です。

前回に引き続き今回も、アドラー心理学についてまとめられた「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」をご紹介します。

前回は、教育についてでしたが、今回は自分自身の考え方と行動について見ていきたいと思います。

さて、皆さんも仕事やキャリアに関連して、自分自身について悩むことがあるのではないでしょうか。私自身もこれまで、自分の考え方や行動、経歴などに対し、大いに悩んできました。若い頃は、劣等感が強く、それを幼少の頃の家庭環境など過去のせいにしてきました。私は、母子家庭で育ち、非常に貧しい家庭だったことから、20代の頃までは常に劣等感を感じていました。そんな時に自分を変えてくれたのが中小企業診断士という国家資格取得でした。難関な資格に合格したおかげで、自分に自信がつき、そこから人生が好転したと思っています。その過程で、私自身が考えていたことと同じか、もしくはそれ以上のことが本書にはたくさん書かれています。ということで、今回は、本書の中でも、自分自身の考え方と行動に関連する部分を見ていきたいと思います。

 

すべては自分が決めたこと

アドラーは、人間の行動について、目的論と自己決定性を唱えています。人は、未来への「目的」により自分で行動を決めています。従って、意思一つでいつでも自分を変えられるということです。現在の人生を決めているのは、運命や過去のトラウマではなく、自分自身の考えです。人間は、遺伝や生育環境、生まれ育った地域など、多くの事柄に影響されます。しかし、自分自身が下してきた決断・行動の方がはるかに大きな影響を及ぼすと言っています。心理学には刺激・反応モデルというものがあります。外部からの刺激に対し、人は反応(感情・思考・行動)するというものです。しかし、アドラー心理学では、その間に、認知という主観があると述べています。つまり、刺激・認知・反応です。人間は、外部からの刺激に対し、自分の色メガネで物事を捉え、反応します。従って、自分の色メガネをプラスに転換するだけで、将来は明るいものになります。

私自身の話で恐縮ですが、小さい頃から、母親にずっと言われてきたことがあります。「貧乏人の子どもは一生貧乏人だ」と。母親も、自身が裕福でない家庭に育ち、兄弟姉妹を高校に行かせるために中学を卒業して働いたそうです。中学卒という劣等感を常に持っていたのでしょう。しかし、私は、その考えをまったく逆に捉えました。母親の持論を絶対に覆そうと心に決めました。今では笑い話ですが、小学生の頃の将来の夢は、内閣総理大臣でした。そこから、私の目的は、「裕福になり、かつ、社会に必要とされる人間になること」に変わりました。もちろん、受験に失敗したり、挫折したりということも多々ありました。遺伝や生育環境のせいにしたこともありました。しかし、目的だけは変えませんでした。どうしたらその目的に辿りつけるかという色メガネ(主観)をつけて、物事を捉えて生きてきた結果、現在に至っています。現在も特段、裕福とは言えませんが、少しでも人の役に立てる仕事ができているという点では、非常に良かったと思っています。

 

ありのままの自分を受け入れる

アドラーは、どんな優秀な方も劣等感を持っていると言います。周りから、非常に優秀に見えたり、明るくて人気者に見えたりしても、そうだということです。人間は、自分で意識しないままに、「こんな人になりたい!」という目標を持っているからです。劣等感は主観的なものであり、それ自体は不健全ではありません。劣等感を理由にして人生の課題から逃げ出すことの方が問題です。従って、人間は、不完全さを認める勇気を持ち、ありのままの自分を受け入れることが重要だと伝えています。若い頃、私は、比較的、劣等感が強い人間だと思っていました。それは、幼少の頃からの生育環境にあると考えていました。そして、その劣等感を克服するために、会社員時代は仕事を一生懸命頑張ったり、キャリアを飛躍させようと中小企業診断士という国家資格にチャレンジしました。そして、現在も、資格や新規事業立ち上げなど、さまざまなことにチャレンジしています。では、劣等感は克服されたのでしょうか。結論から言うと私の場合、以前より、劣等感は少なくなりました。しかし、私は、現在、次のように感じます。人はそれぞれ違うし、優劣で考えるべきではなく、個々人が活躍できる場所を探すことが重要だということです。世の中は様々な役割があります。その役割を誰かが担っているからこそ、成り立っているのです。そこに、優劣をつけることの方がおかしいのではないかと思います。人は人、自分は自分と分けて考えるようにいつも心がけています。しかし、常に目標を持って、達成しようと努力することは、どんな人にも非常に重要なことだと考えています。

さらに、過度な劣等感を持ち、出来るはずがないとか、成功するはずがないと思い込むような人もいます。アドラーは、このような自虐的で自らの成長を阻む間違った思考のことをベーシックミステイクと呼んでいます。そして、これを克服するためには、思い込みに対し、冷静に証拠をあげたり、数字で確かめることが有効だと言っています。私も、中小企業診断士の資格を取得する時に、このベーシックミステイクに陥りそうになっていました。資格としては、難関な部類に入ると思います。そんな簡単に取得できないだろうと思い込んでいましたが、数字を根拠に負の思い込みを正の思い込みに変えました。当時は合格するためには、1000時間〜1500時間以上が必要と言われていました。逆を言うと、それ以上の時間を勉強できれば、合格する確率は高くなると言うことです。そして、毎月の勉強時間を150時間と決めて、それを達成するようにした結果、一年で合格することができました。

 

今回は、自分自身の考え方や行動に関する部分について見てきましたが、いかがでしょうか。人は誰でも劣等感を持っていたり、いろいろ理由をつけて、物事を諦めることも多いのではないでしょうか。そもそも、人生は、不公平にできていると私は思います。人と比べて差があるのが当然です。その差をプラスに変えるか、マイナスと考えるかは、自分自身の考え方や行動次第でしょう。ありのままの自分を受け入れ、劣等感をバネに、常に目的や目標を持ってチャレンジしていくような人生を歩みたいものです。