経営改善・事業再生ノウハウ集

~銀行への支払金利を猶予してもらう~

「金融円滑化法に基いて、元本だけではなく利息の支払い猶予も申請してみてはいかがですか?」

先日、資金繰りが非常に逼迫している会社の社長にこんな提案をしました。

それを聞いた社長からの返答は「えっ、そんなこと出来るんですか?」というものでした。

結論から言うと、【全く不可能ではない】ということです。

平成21年12月から金融円滑化法が施行されて、中小企業にとっては元本返済の一時猶予が非常に容易に応諾されるようになりました。

金融機関は、中小企業からの返済条件変更申請に出来る限り応じるよう、努力義務が課せれているからです。7月に金融庁から発表された資料によれば、返済猶予等に応じた割合は92%以上に上っています。
http://www.fsa.go.jp/news/24/ginkou/20120719-2/01.pdf(参照:金融庁HP)

しかし、一般には元本の返済猶予までが原則であり、金利は支払わなければならないと思ってる方は非常に多いと思います。

金融庁が中小企業向けに配布しているパンフレットには、返済条件変更の一例として金利の支払い猶予も挙げています。
http://www.fsa.go.jp/ordinary/20081120.pdf(参照:金融庁HP)

つまり、金利の支払猶予も金融円滑化法の対象範囲になっています。

冒頭の会社も、最終的には元本・金利両方とも返済猶予に応じて頂くことが出来ました。

もちろん、銀行側にとって努力義務といってもすべての会社に応じてくれる訳ではありませんが、再生の可能性等を判断できる材料を銀行に提示することによって応じてくれる可能性は高くなるでしょう。

是非、資金繰りが一時的に逼迫している会社は検討してみてはいかがでしょうか。

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