経営改善・事業再生ノウハウ集

金融機関の融資審査①

金融機関が中小企業に融資をする際に、どのような審査を行っているのか?

金融機関は、融資先である企業に対し、その業績や事業性等に応じランク付けを行っています。それを「格付け」や「債務者区分」と呼びます。

金融機関は、そのランクに応じて融資を実行するかどうか審査をし、判断しているのです。例えば、債務者区分は評価の高い順から正常先、要注意先(要管理先)、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先の5つになります。

この債務者区分が低くなるほど新規融資や短期運転資金の折り返し融資等を受けることが困難になります。

それでは、金融機関はどのような基準でこの債務者区分を決定しているのでしょうか?

中小企業に対する債務者区分の判断は、大きく分けると「定量分析」と「定性分析」によって行っています。

定量分析は当該企業の過去の決算等の財務情報、定性分析は当該企業の競争優位性や経営者の資質、経営者個人の財産状況等、決算書等に表れない定性的な情報です。

したがって、中小企業が円滑に融資を受けるためにはこの債務者区分を高めるような努力(経営努力、情報開示、説明等)を行っていく必要があります。

定量分析については、決算書が主体となりますので、業績(経営実績)を向上させることが必要ですが、その補完項目でもある定性分析情報を積極的に情報発信していくことが重要です。

では、どのような方法でどのような情報を金融機関に定時するべきか?次回ブログでご紹介したいと思います。

また、定量分析に関しても金融機関は中小企業の税務申告ベースの決算書を実態とは考えていないのが実情です。その点についてもお話していきたいと思います。

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