経営改善・事業再生ノウハウ集

景気が良くなってきている今後が借入負担軽減のチャンス?

2014年7月17日

こんにちは。渡邊です。

しばらくブログを更新できていませんでいた。

立て続けに新規の相談が増加したのと、新たに法人を立ち上げたり、事務所移転なども重なり、バタバタしていたためです。

久しぶりの更新となり、申し訳ありません。

さて、6月に続々と上場企業の決算が発表されましたが、銀行の決算も良かったようです。

実は、銀行の収益が好転してくると、借入負担軽減にはチャンスだと私は思っています。

何故だか分かりますか??

中小企業が銀行からの借入を減らすためには、その収益が大きく影響してくるからです。

以前にもいくつかお伝えしましたが、中小企業にとって借入金負担が減る効果のある銀行からの支援は主に以下の4つになります。

①リスケジュール
②DDS(Debt Debt Swap)やDES(Debt Equity Swap)
③銀行による債権放棄
④銀行による貸出をサービサーへ売却後、サービサーから債務免除を受ける
(会社分割や事業譲渡という手法もありますが、最終的には③になるので含めて考えます)

それぞれの具体的内容については、以下のサイトでご紹介しているのでご参考ください!!
http://www.watabekeiei.jp/ブログ/返済計画/

http://www.watabekeiei.jp/ブログ/dds-資本的劣後ローン/

http://www.watabekeiei.jp/ブログ/債権放棄/

では、なぜ銀行の収益と関係あるのでしょうか?

銀行は、②③④のような手段を使って中小企業への貸出金を処理する場合、収益にマイナスの影響が出てくるからです。

もちろん、貸倒引当金を事前に積んでいる場合は、処理をしても損失が拡大することはありません。

しかし、その引当金をどの程度積んでいるかは、それぞれの銀行の裁量で決まっているため、過去に収益状況があまり良くなかった銀行は、引当金を多少なりとも甘く見積もっているケースがあるのです。

その場合で、かつ、現状も銀行の収益状況が良くない時は、上記②③④のような処理をしようとすると追加の損失が発生します。

そうすると、処理件数・金額も収益状況を見ながらということになりますよね。

逆に収益が好転してくると処理をしやすくなるわけです。

昨年、ある企業さんのご支援をしている時に、銀行の担当者からこんな下話をされたことがありました。

「当行は、A社さんの貸出金について、抜本的な金融支援を行うつもりでいますが、まだ詳細が固まっていないので、方向性が見えてきたら進めていきたいと思います!!」

この銀行は決算が良いだろうということで、大幅に不良債権処理をしようとしていたのですが、その中に我々が支援している企業の貸出金も含まれていたのです。

処理といっても競売をかけると回収するとかということではありません。上記④の手法で大幅に不良債権を処理しようとしていたのです。

もちろん、利益が出ているような企業の場合は、サービサーに売却しますが、元々から再生を行うためのものである場合もあるのです。

当社は、再生目的の売却でした。

再生目的の売却の場合、サービサーが買い取った後(サービサーは通常簿価より相当低い額で買います)、サービサーとどの程度の金額で免除を受けるかの話し合いになります。

企業は、他の金融機関から融資を行って、サービサーと合意した金額(簿価より相当低い額)を支払い、残りを免除してもらうのです。

元々銀行から借りていた残高の半分や1/3はザラで、中には1/10程度の金額の支払いでサービサーと合意なんてこともあります。

いかがでしょうか?

東京オリンピックを控え、銀行の収益が、今後良くなっていくと思われますよね。

そんな状況だからこそ、銀行から金融支援を受け、借入金負担を軽減できる企業も増えてくるような気がしています。

私たちにとっても、やりがいや希望の持てる時代がくると思っています!!

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