経営改善・事業再生ノウハウ集

リスケジュール後の新規融資に有効なものとは?

2014年8月21日

リスケジュール(返済の減額)や金融支援を受けた後は、新たな融資は受けられないのでしょうか?

一般的には厳しいのが実情です。

しかし、そのような支援を受けると同時に、または一年後や二年後に新規の融資を受けることができたケースはあります。

例えば、資本的劣後ローンに転換すると同時に、新規に設備投資のための融資が受けられた事例もあるのです。

例えば、旅館やホテル業で資金繰りが長年厳しい状態で、建物の修繕や設備投資にまわす資金が捻出できなかった場合を考えてみます。

古くから続いているそのような業種では、団体向けの設備が中心だったりします。

しかし、バブル崩壊後、企業の団体旅行が減少し、IT技術の進展により、現在では個人や少人数での旅行が増え続けています。

そのような中で、現在の設備仕様では個人・少人数旅行者のニーズを捉えられなくなってきている、または設備が古くなり過ぎて、故障が続き、クレームが増えているといったような場合、売上を維持することは困難になってきます。

しっかりとした修繕・設備投資の必要性を経営改善計画書に記載し、銀行に新規融資を要請することでそれが可能になる確率が高まるのです。

それには、客観性を持たせることも重要です。設備投資などでは、客観的に第三者が見ても、最低限この程度の投資をする必要があるということを証明できれば、銀行担当者も稟議を申請しやすくなるのです。

旅館やホテル等の建物や設備に対しての修繕などに関して言えば、「エンジニアリング・レポート」というものを取得するという方法もあります。

エンジニアリング・レポートとは、対象不動産の立地状況、管理状況、遵法性、建築物の仕上・構造、設備の劣化状況、耐震性能、有害物含有状況、土壌汚染などについて、第三者的見地からおこなう調査のことです。

この中には、修繕費用(緊急修繕費用・短期修繕費用・中長期修繕費用)などについて報告がなされます。

第三者的見地からの報告書になるので、銀行担当者も対応がしやすいのです。

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